人気ブログランキング | 話題のタグを見る

MINOLTA SRT101

ミノルタSRT101という、カメラを所有している。
といっても最近はあまり使っていない。
高校2年のとき、修学旅行に持っていくため
初めて父親に借りて使った。

このカメラは1966年に発売されたカメラで
上下分割測光という、当時は先進的な測光方式を
採用したカメラであった。

また、このカメラは水俣を撮影した、
ユージン・スミス氏もその取材で使用していたという
歴史を知るカメラでもある。
ちなみに長老家の歴史も
このカメラによって記録されている。

長老が高校生になると、
もう家族でどこかに行くということはなくなり、
それに伴い、このカメラもその役割を終えていた。
それを長老が引き継ぎ復活させたのである。

しかし、長老も人の子。
写真を撮影し始め、カメラに少し興味を持ってくると、
当時、登場して主流になりつつあった、
AF(オートフォーカス)カメラが欲しくなってしまった。
「新しいカメラが欲しい・・・」

長老はお年玉貯金を全額引き出し、カメラを購入した。
PENTAX SFXn。
このカメラの購入で再び、SRT101は押入れの中で眠ることになった。

そして、再びSRT101が活躍するのは数年が経過してからだ。
もともと古いものが好きなせいか、
メカニカルカメラが持つ、質感やシャッター音が
妙に心地良く、愛着あるそのカメラを
手にシャッターボタンを押す日々が始まった。

今では仕事に追われ、カメラで撮影することもほとんどなくなった。
また、デジタルカメラ(SONY DSC-F707と、ちと古いが・・・)を
手に入れたことにより、SRT101の出番がなくなったのだ。

今日、押入れを掃除していたら、SRT101が出てきた。
昔みたいに再度このカメラで撮影してみようと思った。
MINOLTA SRT101_a0022885_223655.jpg

by myako1996 | 2005-06-12 23:44 | 道具
<< ボウリング auシカ再び! >>