鳥インフルエンザ?
「ニワトリが死んだ、鳥インフルエンザではないか。」
実家の母からの電話だった。 自宅で10年ほど前より、 烏骨鶏を飼っている。 現在は白い烏骨鶏を4羽飼っていたが、 そのうちの若くて小柄な鶏が死んだらしい。 自分では感染が怖くて、 触れなくて、助けを求める電話であった。 鳥インフルエンザではないだろうということを いくら説明しても納得してくれず、 結局、長老が死体を鳥小屋から出し、 ごみに捨てる作業をすることになった。 あらかじめ保健所に確認し、 多分鳥インフルエンザではないだろうという 意見を聞き、念のため手袋着用で作業をしたほうがよい という助言を受けた。 また、他の鳥も死ぬようであれば、 保健所職員が死骸をとりに行き、検査機関へ 持って行くという説明を受けた。 実際に実家へ立ち寄ってみると、 死んだ鳥はどうやら我が家の鳥小屋での最年長の 9歳になる鳥が死んだらしいとのことであった。 「寿命だろう・・・」 長老はそう小声で呟き、横たわり硬直している鳥を 新聞紙にくるみ燃えるゴミの袋に入れた。 寒かったろう・・・ 私はディスポーザル手袋を丁寧に手から外し、 そのまま両手を合わせ、冥福を祈った。 在りし日の烏骨鶏
by myako1996
| 2006-01-11 00:33
| 健康
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